エドゥアルド・チジーダ (1924-2002サン・セバスティアン)は、サン・セバスティアンの街の主要なスポークスマン、かつ、最も国際的なバスク人芸術家と言ってもいいでしょう。サン・セバスティアンの換喩でありシンボルでもある「風の櫛」は、彼の感受性と街に対する愛情を表した最も有名な作品です。ピコ・デル・ロロにある「ラファエル・バレルディへのオマージュ」、コンチャ遊歩道にある「ビクトル・フレミングへのオマージュ」そしてモンテ・ウルグルの「ペドロ・アラナへのオマージュ」など、サン・セバスティアンのあちらこちらに彼の作品を見ることができます。さらに、ブエンパストール大聖堂とサンタ・マリア教会にも彼の作品である十字架があります。彼が生涯最後に手がけ、現在閉館中のチジーダ・レク美術館は緑に囲まれ、見学する人が迷ってしまうほど広い敷地内には彼の作品が点在しています。